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インタビュー藤谷 浩志さん

Q
藤谷さんとのお付き合いは3年前くらいでしたよね?

浜名湖ロイヤルホテル(現:THE HAMANAKO)で行われた就農支援イベントで宮本さんのブースを見つけて、そこで話をしたのが最初ですね。農業を始めて間もないころで、「とにかくいい野菜をつくりたい」「有機栽培で野菜を育てたい」という純粋な思いを宮本さんにぶつけました。その当時から宮本さんはすごく気さくに、親身になってアドバイスをしてくれたのでとても助かりましたね。肥料のこととか栽培技術について、あと、野菜コンサルタントとしての意見もすごく参考になりました。

Q
出会ったときから、藤谷さんの野菜づくりに対する情熱はすごいなと感じていました

一番のモットーは「子どもが安心して食べられる」野菜づくりです。私は今年で46歳になりますが、実は一番下の子どもがまだ1歳なんです。ですから、ご購入いただくお客さん、特に小さなお子さんを持つお母さんの気持ちがよくわかるんですよね。おいしく、安心して食べられる野菜、胸を張って「この野菜なら絶対に大丈夫」と言える野菜づくりをしていきたいんです。

Q
有機栽培については
順調に進んでいますか?

正直なところ、現状では完全無農薬というのはなかなか難しいのですが、できるだけ農薬や化成肥料を使わず、この浜松の自然の恵みを最大限に活かした農法にこだわっています。特に、私の畑は小ロット・多品種が基本なので、この時期・この土地・この瞬間だからこそ「本当においしい」と喜んでもらえる野菜を上手に選択していくことが大切だと考えています。

Q
ひとつ八百屋ができるくらいバラエティ豊かな野菜をつくられていますよね

ブロッコリー、ミニ白菜、カブ、タマネギ、ホウレンソウ、春菊など、年間20品種を育てています。でも、まだまだ勉強の途中です。最近だとブームになっていたパクチーを作ってみたのですが、思っていたより全然売れなくて(苦笑)。時代の流れやお客さんの好みなども考えながら、一歩一歩進んでいきたいですね。

Q
私が思う藤谷さんの野菜の特長は「圧倒的に味が濃い」ところです

そう言っていただけるとありがたいですね。例えばスーパーで並んでいるブロッコリーは、生産者の名前や写真が載っていることはあっても、一般的に見れば「単なるブロッコリー」なんですよね。でも、私たち生産者の本音を言えば「私の作ったブロッコリー」と「他の人が作ったブロッコリー」とでは全くの別物。裁判方法、見た目、形、味まで全て違います。それだけ自分の作った野菜は特別だと思っていますし、絶対の自信を持っています。一度でも「私の作ったブロッコリー」と「他の人が作ったブロッコリー」とを食べ比べてもらえれば「圧倒的に味が濃い」という明らかな違いをわかってもらえるんですけどね。

Q
ありがとうございます。最後に、藤谷さんがつくる野菜の中で特におすすめのものってありますか?

夏ならトマト、冬だったらカブですね。自慢じゃないですが、私のつくるカブは生で食べてもすごくおいしいんですよ。ある料亭の料理長さんからは「藤谷さんのカブは楽でいい。だって、切るだけで料理になるんだもん」と言われたこともあるほどです。これからも、そんな「藤谷がつくった」という形容詞とともに評価される、おいしくて安心・安全な野菜をつくり続けていきたいですね。

藤谷 浩志

就農6年目。もともとは精密機械会社、建設会社のサラリーマンだったが、俗に言う「ブラック企業」体質に嫌気がさし、専業農家を営んでいた祖父母の畑を譲り受けるかたちで農業の世界に。「子どもが安心して食べられる野菜づくり」をモットーに、できる限りの有機農法を実践。旬に寄り添った小ロット・多品種の都市型農業スタイルも特徴で、ブロッコリー、ミニ白菜、カブ、タマネギなど、年間20品種以上もの野菜を生産している。

藤谷 浩志