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インタビュー徳増 浩志さん

Q
徳増さんと言えば自然農法ですよね。
その豊富な知識と徹底したこだわりは
「スゴい!」の一言で、私自身も勉強になります。

私たちのニラづくりのポイントは「畑の中に生態系を作り出す」こと。太陽の光が降り注ぎ、大気には酸素と二酸化炭素が循環していて、土台となる土には有機物と無機物がバランス良く含まれ、菌や微生物が活発に動いている…。そんな当たり前の自然生態系こそ、私たちの理想とする農地なんです。つまり「自然本来のありのまま」ということですね。人間が必要以上に手を加えると生態系はどんどん崩れてしまいます。そうなると、虫が大量に発生したり、上手に作物が育たなくなる。とは言え、現代においては、この自然な生態系を維持することがすごく難しいんですけど(苦笑)。

Q
正直、ここまでふっかふかな土って見たことありませんよ。腕の付け根までずっぽり入っちゃうくらい柔らかい!

土に関しては、菌や微生物の働きを活発化させる炭素循環農法を採用しています。悪い虫が近寄りづらくなるんですよね。肥料は、宮本さんがオリジナル配合してくれた有機肥料、堆肥は玄米茶の茶殻です。みなさんウチのニラを食べると「何でこんなにおいしいの!?」と驚かれますが、育てているのはごくごく一般的な「タフボーイ」という品種。それが、自然本来の農地環境を整えてあげるだけで、“圧倒的な違い”になるんですから面白いですよね。

Q
初めて食べた時は衝撃を受けました。
ニラとは思えないほど肉厚で、
みずみずしくて、香りと味が超濃厚。
あと、エグミが一切ないことにも
びっくりしました。

ここは胸を張って言えますが、私たちのニラは間違いなくおいしい。それだけのことをしてきましたし、味や品質に関しては揺るぎない自信があります。おかげさまで「もう“徳増ブランド”のニラしか食べられない」というファンの方やリピーターの方も急増しています。あるスーパーでは一人で50袋買われた方もいたそうですよ(笑)。まだ私たちのニラを食べたことがないという方は、ぜひ一度お試しいただきたいですね。特徴や違いをしっかり感じていただくために、まずは生で食べてみてください!

Q
本当に一度食べれば離れられなくなりますよね(笑)。
最後に今後の目標とかってあるんですか?

私たちのニラづくりは12〜13年前からスタートし、最近になってやっと「これなら勝負できる」というレベルに到達したと思っています。もちろん、まだまだ改良の余地はありますし、発展させていく努力は怠りません。ですが、ひとまずは“徳増ブランド”として自信を持ってお届けできるニラが完成しましたので、次の取り組みとしては「いかに多くの方に知ってもらえるか?」になるんですよね。今回、おとなりさんちに参加させていただいたのもそこの狙いが強いんです。ニラというとまだまだマイナーな野菜に数えられますが、“徳増ブランド”のニラを通じて、そんな常識を覆していければうれしいですね。

徳増 浩志

父・仁志さんとともに自然農法へのこだわりを貫き通し、10年以上の歳月をかけて、“徳増ブランド”のニラを開発。固定概念を覆すほど、濃厚でみずみずしい味わいが評判を呼び、売上は右肩上がりに。その手応えに自信をつけ、ついには専門農家として「ニラ一本で勝負する」という道を選択した。普段から心掛けているのは「いつまでも畑に出る農業経営者であること」、そして「消費者の声をいつでも聞ける農家であること」だそう。